ブックタイトル元気の源 五体の散歩
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元気の源 五体の散歩
1 5 [第1章]歩けば…… 足の散歩うのぞみがわいてくる。そういうことがあって歩くことが、頭のはたらきをよくし、気分を明るくすることを〝発見〟した。歩くことは、心身ともによい効果があると信じるようになっていった。日本人が歩くことを楽しむようになったのは、明治になってから日本人は、昔から、歩くことが好きでなかったのではないか。遠くへ行くには、歩かなくてはならないが歩くのは楽ではない。いい身分の人はカゴにのる、えらい人は馬にのって行く。しかし、普通の人間は、遠くても歩くほかない。旅はつらい。そう思ったのであろう。歩くことを楽しんだ人はなかったのであろう。散歩という考えはついに生まれなかった、散歩ということばもなかった。一般の人が、歩くことを知ったのは明治になってからである。船で神こう戸べ へやってきたイギリス人が、遠くの山をさして、名前をきく。答えられない日