ブックタイトル元気の源 五体の散歩
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元気の源 五体の散歩
4これが〝元気のひみつ〟のようになった。いくらか反響があったようだ。足の散歩だけでは不充分、手にも口にも、耳目、頭にも歩かせる、というので、実は、冗談半分の、私の造語である。「五体の散歩」が活字になったのは、これがはじめてではない。数年前、日本経済新聞夕刊の〝あすへの話題〟のコラムを書いたことがあって、その一回を「五体の散歩」としたのである。おもしろいという声はあっても、けしからんという人はいなかった。それで半ば公認されたように考えていた。世の中が、散歩、散歩と言うようになって散歩もすこし陳腐化している。ずっと以前からコツコツ歩いてきた人間として、散歩の流行はなんとなくおもしろくないところがある。イヌでも散歩するではないか。人間の散歩はすこし進化した方がいいと考えていて思いついたのが「五体の散歩」であった。朝日新聞の記事を見て、祥伝社の書籍編集部から「五体の散歩」をテーマにした本を書かないかという誘いを受けた。