ブックタイトル日本人の9割は正しい自己紹介を知らない――世界標準の仕事プロトコールの教科書

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日本人の9割は正しい自己紹介を知らない――世界標準の仕事プロトコールの教科書

10文法的に問題があるわけではありません。また、海外でも自己紹介の際に会社名を言うこと自体はよくあります。問題は、自分の会社の所属をまず言っている点です。これは、専門性や個性を大事にする世界標準のプロトコールと齟そ齬ごがあります。ちなみにプロトコールとは、コミュニケーション上のルールといった意味です(のちほど詳しく説明します)。まず会社名から言うパターンを、「?に属しています」の英訳から「belong to」スタイルと呼んでいます。一方、M&A専門の金融マン、システムエンジニア、○○の営業パーソンといった何者であるかがまず来るような言い方を、「私は?である」の英訳から「I am」スタイルと呼んでいます。世界標準のプロトコールでは、「I am」スタイルが正しいのです。たとえば、「わたしは鈴木健二です。健二と呼んでください。中東やアフリカでの資源開発を長く担当してきた資源・エネルギーのプロです。あっ会社名ですか? 会社は三菱商事です」が世界標準のプロトコール上、正しい自己紹介となります。「belong to」スタイルから「I am」スタイルに変えることは、世界標準のコミュニケー