ブックタイトル日本人の9割は正しい自己紹介を知らない――世界標準の仕事プロトコールの教科書

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概要

日本人の9割は正しい自己紹介を知らない――世界標準の仕事プロトコールの教科書

まえがき── 13・研修でビジネスパーソンからの1万を超える質問に鍛えられた。などの理由から、世界標準のコミュニケーションのプロトコールについて、見識を得る機会に恵まれました。わたし自身がコミュニケーションにおける世界標準のプロトコールを本格的に意識するようになったのは、大学卒業後、外務省に入省してからでした。外務省入省1年目の本省での勤務の後、入省2年目、1991年夏にエジプト・カイロに赴任。その後英国、サウジアラビアでの勤務を経験しました。英国ではケンブリッジ大学に留学し、全世界から集まった留学生と連日夕食を共にしました。政治・経済はもとより、世界のさまざまな文化や芸術について徹底議論し、毎日が会食という日々で、世界各国の留学生と交流ができました。各国の違いを意識しながら、どのような立ち居振る舞いや会話が相ふ さわ応しいのかを学ぶことができたと思います。サウジアラビアでは、大使館員として通訳などを経験する一方、サウジアラビアの政府関係者やジャーナリスト、各国外交官と交流を深めました。この時期に会食を多数経験したことや政府機関と公的な文書を交換したことにより、世界標準のプロトコールを実体験できました。