ブックタイトル日本人の9割は正しい自己紹介を知らない――世界標準の仕事プロトコールの教科書

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日本人の9割は正しい自己紹介を知らない――世界標準の仕事プロトコールの教科書

第1章 「知りませんでした」では許されない?世界標準のプロトコール8原則── 47「フィンガーボウルを飲んでしまった話」を聞いたことがあるでしょうか。ある晩さん会で、手を洗うためにテーブルに出されたフィンガーボウルを、飲み物であると間違えて中の水を飲んでしまった招待客がいたそうです。それを見た主催者が、自分も率先してフィンガーボウルの水を飲み、招待客に恥をかかせなかったのです。これは、プロトコールの極意が入っている典型的なよい話です。海外での商談・会談、会食・パーティーなどの席でも、常に相手の立場に立って、・相手が何か失敗をしても見ないふりをする・相手が軽微なルール違反をした場合、自分も相手に合わせることで相手を当惑させないなど、相手の行動に対して恥をかかせないように配慮することが必要です。一歩引いて相手に譲る─原則4:身構えず「アフター・ユー」の精神で心に余裕を持つ日本人は、海外というと言葉の問題を含めて身構えてしまいがちです。「海外で成果を出すには語学、異文化理解、交渉力などがあるスーパーマンでないとダ