ブックタイトル私がくまモンの上司です――ゆるキャラを営業部長に抜擢した「皿を割れ」精神

ページ
49/56

このページは 私がくまモンの上司です――ゆるキャラを営業部長に抜擢した「皿を割れ」精神 の電子ブックに掲載されている49ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

私がくまモンの上司です――ゆるキャラを営業部長に抜擢した「皿を割れ」精神

47第1章熊本の営業部長くまモンは、最初は臨時職員だったくまモンはすべての人に開かれたブランドです。万人が愛して、そしてそれぞれが、くまモンの価値を高めてくれているのです。ネット中心の宣伝になったのは、お金がなかったから くまモンのPRには、当初から大きな問題がありました。それは費用の問題です。予算が潤じゆん沢たくにあれば、大きなメディアで大々的に広告を打つなどの宣伝ができるのでしょうが、私たちにはそれはできませんでした。ですから職員は、お金がない分知恵を絞りました。お金を使わずにできる宣伝といえば、ブログ、ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディア、あるいはユーチューブといったネット動画です。職員は費用をかけずに効果的にくまモンを宣伝するために、それら無料で使えるネットのコンテンツを、最大限に活用しようと考えました。今でこそ、これらのツールはどの企業もマーケティングに積極的に取り入れています。しかし2010年頃は、まだ今ほどの市民権は獲得しておらず、ましてや自治体がネッ