ブックタイトル私がくまモンの上司です――ゆるキャラを営業部長に抜擢した「皿を割れ」精神

ページ
54/56

このページは 私がくまモンの上司です――ゆるキャラを営業部長に抜擢した「皿を割れ」精神 の電子ブックに掲載されている54ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

私がくまモンの上司です――ゆるキャラを営業部長に抜擢した「皿を割れ」精神

Kabashima Says島先生にほれ込んでいるんですね。不思議な吸引力があるのだと思います。 当時の私は建築系のコンサルタント会社で働いていましたが、投票日の3、4日前に会社を休んで熊本入りしました。投票日の前日の夜、最後の街頭演説を終え、事務所の何人かで集まって食事をしていたときのことです。選挙の中心で動いていた方から、「もし蒲島さんが知事になったとき、君のような人が手伝ってくれたら、かなり助かるんじゃないかな」と声をかけてもらいました。 私も、「先生がそう望んでいるのであれば、手伝いたいと思います」とお答えしました。過去に政治家の秘書を務めていたこともありましたし、そもそも蒲島ゼミで政治学を学んでいたので、再び政治の世界に戻るのに特にためらいはありませんでした。 翌日、蒲島候補は見事に当選。「蒲島知事」が誕生しました。「熊本に来て手伝ってくれないか」 蒲島先生からそんな電話をいただいたのは、知事当選から数日後のことです。 私は二つ返事で引き受け、勤めていた会社を2週間ほどで辞めて、熊本に移りました。当時の私は34歳。東京生まれ、東京育ちの妻に熊本行きを告げると、「あなたは何を言っても聞かないからね」とあきらめ顔でした。 ここから、蒲島知事との二人三脚の日日が始まったのです。熊本に来て手伝ってくれないか52