ブックタイトル日米開戦の正体
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日米開戦の正体
8以前私は、日本に真の民主主義を実現させるうえで最大の障害は、おそらく日本の主要全国紙だろうとする見解を発表したことがいく度となくある」と記載しました。彼が指摘するように、メディア一つ取っても日本は民主主義から離れる道を歩みはじめています。日本は今、大変な曲がり角にあります。日本の社会の中に、おかしいと思う人がいないのでしょうか。当然います。社会のあちらこちらに、原発や、TPPや集団的自衛権に警告を発する人がいます。さらに、原発差し止めを司法の場に訴える人もいます。TPP交渉についても、交渉差し止め訴訟の動きがあります。集団的自衛権についても、「国民安保法制懇」が二〇一四年七月一日の「集団的自衛権は合憲」とする閣議決定に反対の声明を行ないました。この会には何と、大おお森もり政まさ輔すけ元内閣法制局長官や柳やなぎ沢さわ協きよう二じ元防衛庁官房長まで入っています。このように、今の動きをおかしいと述べる声はあります。しかし、実際に物事を動かす政策決定の中枢部に行けば行くほど、思考停止をし、憑つかれたように、愚策を追求しています。「こんな時代がなかったろうか」と考えてみると、まさにありました。真珠湾攻撃のときです。