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概要

日米開戦の正体

9 はじめに当時、軍需産業の基盤になる製鉄生産高で日米の格差が一対一〇でした。さらにドイツと日本の動きに危機感を持ったルーズベルト米大統領は議会に航空機の生産を年五万機とすることを要請しています。一〇倍も多い武器を作れる国に、こちらから戦争を仕掛けているのです。それも相手が日本に危害を加えたわけでもないのに、です。日本が米国と戦争するなんて、あり得ない選択です。しかし日本はそれを実施しました。「真珠湾攻撃への愚」と今日の「原発、TPP、消費税、集団的自衛権の愚」とを比較してみますと、驚くべき共通性があります。① 本質論が論議されないこと② 詭弁、嘘で重要政策がどんどん進められること③ 本質論を説き、邪魔な人間と見なされる人は、どんどん排除されていくこと排はい斥せきするためには、戦前はテロという手段で物理的に抹まつ殺さつしました。実に的確に重要人物を暗殺しています。今日はより巧妙です。邪魔な人間を政治の場、言論の場から排斥していきます。一番簡単なのはポストから外すことです。さらにメディアを利用し、嘘、誇張で駆く逐ちくし、特定の人物の信頼性を壊す、「人物破壊」という手段が使われています。