ブックタイトル「怒らない体」のつくり方――自律神経を整えるイライラ解消プログラム

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概要

「怒らない体」のつくり方――自律神経を整えるイライラ解消プログラム

26血圧も上昇していきます。闘うときは体内の酸素を増やすために呼吸は速くなり、筋肉を最大限働かせようとし、暗くてもよく見えるように瞳どう孔こうは開き、出血しづらくなるように血液は粘度が高まり、さらに武器を握るために手に汗をかきます。これらは交感神経が急激に上がるから起こる症状です。 副交感神経はリラックスモードを司る神経で、夜に活発になって心と体を静めることから、「夜の神経」と呼ばれています。心拍や血圧もゆったりと下降し、全身の血流もよくなり、消化器官の活動も活発化します。 車にたとえるなら、交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキです。どちらが高いといいという話ではなく、両方のバランスがとれているのが理想的な状態といえます。 私が自律神経を注視しているのは、自律神経の乱れは万病のもとであるからです。 そして自律神経を乱れさせる原因のひとつが、怒りなのです。 怒ると交感神経が活発になり、心拍も血圧も上がり、血管がぎゅっと収縮されま