ブックタイトル日本は「戦後」を脱却できるか 真の自主独立のために

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概要

日本は「戦後」を脱却できるか 真の自主独立のために

24●――「防衛費GNP1%枠」の愚かしさ関 岡 それには予算措置も必要ですが?心強いことに安倍内閣は発足早々?平成二五年度の防衛費を一一年ぶりに増額しました?このときは前年度比わずか〇・八%増でしたが?引き続いて翌平成二六年度の概算要求では前年度比四%増と?二年連続で防衛費を増額していく方針を明らかにしました?中国が過去二〇年以上毎年二桁増で軍事費を増やしているのですから?日本の防衛費増額はむしろ遅過ぎたくらいですが?一〇年以上続いた防衛費削減方針を撤回したことは高く評価すべきだと思います? それにしてもなぜ?わが国の防衛費は長年抑制されてきたのかというと?これは三み木き内閣の悪しき遺産の一つなんですよね?金脈問題で辞任に追い込まれた田た中なか角かく栄えいのあとを襲った三木武たけ夫おは?クリーンな三木です?などと自称するようなつまらない人物で?坂さか田た道みち太たという防衛の素人でハト派の文教族を防衛庁長官に任命しました?この三木?坂田というハト派コンビのときに?日本の防衛政策が相当歪ゆがめられたのではありませんか?田母神 三木さんは?自衛隊なんかなくても平和は続くんじゃないか?と漠然と考えていたのではないかと思います?それは?国際社会というのは結局?力のある者が動かしている?軍事力の強い国が動かしているという現実感覚が欠落しているからです? そういう人たちは?歴史認識も?昔の日本は悪い国で?悪いことをしたから戦争になった?と刷り込まれているので??だから防衛費を抑え?軍事力をできるだけ少なくすれば平和が保