ブックタイトル日本は「戦後」を脱却できるか 真の自主独立のために

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概要

日本は「戦後」を脱却できるか 真の自主独立のために

35 ? 対米自立へ向かう安倍政権来国際連合が有効にこれを阻止する機能を果し得るに至るまで??つまり当時想定されていた正規の?国連軍?が創設されるまでの暫定的な位置づけだったことが注目されるでしょう? それが今回のNSSでは??国連は?安保理による国際の平和及び安全の維持・回復のための集団安全保障を中核として設置されたが?同制度は当初の想定どおりには十分に機能してきていない?と見切りをつけていて?いわばこれに代わる国家安全保障戦略として?国際協調主義に基づく積極的平和主義の立場から?日米同盟を基軸としつつ?各国との協力関係を拡大・深化させる??そして?我が国の能力・役割の強化・拡大?を掲げ??我が国にとって望ましい国際秩序や安全保障環境を実現していく必要がある?と明言しています? 国連ではいまだに日独に対する?敵国条項?は削除されていないし?日本の安保理常任理事国入りも実現の目め処どがたっていません?国連も広い意味での?戦後レジー「国防の基本方針について」昭和32 年5月20 日 国防会議決定  閣議決定 国防の目的は、直接及び間接の侵略を未然に防止し、万一侵略が行われるときはこれを排除し、もって民主主義を基調とするわが国の独立と平和を守ることにある。この目的を達成するための基本方針を次のとおり定める。①国際連合の活動を支持し、国際間の協調をはかり、世界平和の実現を期する。②民生を安定し、愛国心を高揚し、国家の安全を保障するに必要な基盤を確立する。③国力国情に応じ自衛のため必要な限度において、効率的な防衛力を漸進的に整備する。④外部からの侵略に対しては、将来国際連合が有効にこれを阻止する機能を果し得るに至るまでは、米国との安全保障体制を基調としてこれに対処する。