ブックタイトル日本は「戦後」を脱却できるか 真の自主独立のために

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概要

日本は「戦後」を脱却できるか 真の自主独立のために

43 ? 対米自立へ向かう安倍政権は自衛艦隊?航空自衛隊は航空総隊があり?既に全国規模の統合運用になっていますが?陸自はこれまで北部?北海道??東北?東部?関東?甲信越?静岡??中部?愛知?岐阜?北陸?近畿?中国?四国??西部?九州?沖縄?の五方面隊に分かれた運用になっていました?これを統合して陸上総隊を新編し?全国的運用を可能にするという方針も盛り込まれたのです?これは?兵力配備の北方から南西へのシフトに伴うものですが?島とう嶼しよ防衛作戦において?陸自と海空自との統合運用を潤滑にするという目的もあります?●――水陸両用部隊――中国による尖閣危機への対応関 岡 さて?安倍内閣は新防衛大綱でどのような具体的施策を打ち出したのでしょうか? 今回の改定にあたっては?二〇一三年六月に自民党が提言書を出し?翌七月に防衛省が中間報告を出しています?それらと一二月に閣議決定された新防衛大綱とを読み比べてみると?自民党と防衛省?あるいは自民党と公明党の立場の違いからか?いくつか微妙に異なっている点があり?それを掘り下げることでむしろ論点が浮き彫りになるのではないかと思います?では?一つ一つ?田母神先生にポイントを伺って参りたいと思います? まず?現下の最大かつ切迫した脅威である中国による尖閣危機への対応策はどうなっていますか?田母神 尖閣を含む日本の離島が万一中国に占拠された場合の?島嶼奪回能力の強化?に関し