ブックタイトル進化できない中国人――経済は発展しても国民性は「道徳砂漠」

ページ
46/62

このページは 進化できない中国人――経済は発展しても国民性は「道徳砂漠」 の電子ブックに掲載されている46ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

進化できない中国人――経済は発展しても国民性は「道徳砂漠」

44■低IQ人民共和国 次のようなショッキングな統計がある。「博訊新聞网」サイトによれば(これは「人民日報海外版」によるデータだが)、二〇一一年、中国人の年間の平均読書量は四・三冊である。これは韓国人の一一冊、フランス人の二〇冊、日本人の四〇冊、ユダヤ人の六四冊と比べてあまりにも少なすぎる。 このデータは、中国国内の多数のマスコミで取りあげられる騒ぎになり、心ある中国人を嘆かせた。そしてこの結果に疑問を抱く中国人も多数いた。これに対して中国新聞出版研究院(中国新聞出版総署の傘下機構)の責任者、徐じよ昇しよう国こく氏はこう述べている。「二〇一一年、我が国の一八歳から七〇歳までの国民一人あたりの平均読書量は、年間四・三五冊である。これは我が研究院主催の第九回全国国民閲読調査で得た結果である」 徐氏によると、一九九九年から中国では毎年一回、国民文化消費追跡調査の一環としてこの調査が行なわれてきたという。ちなみに、二〇一〇年は四・二五冊、二〇〇九年は三・八八冊、二〇〇八年は四・七五冊であった。 私はかつて二〇〇〇年に『中国人民に告ぐ!』(祥伝社)という本の中でも、中国人の四〇%の青年が家に一冊の本も持たない(一九九四年の統計)というデータを呈示して、