ブックタイトル進化できない中国人――経済は発展しても国民性は「道徳砂漠」

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概要

進化できない中国人――経済は発展しても国民性は「道徳砂漠」

46 最近気付いたことだが、中国では公刊書の数は多いが、ほとんどがパクリものか、似に通かよったもので、本当に読みたい本は多くない。自己啓発やいかに金儲もうけするかといった本はきわめて多いが、本当にユニークで、新しい着眼点を持つ本や、学問分野でいえば新しい発見などの書はきわめて稀け有うである。 私は中国で本を多数買うのだが、その学問的価値よりも大部分はデータ的資料として使うためである。かつてもいまも、独立的思考、個人の成熟、正義的公共意識をもつこと、斬ざん新しんたる発想や真理の追究、これらのテーマが中国のような社会で素材とされるのは、容易なことではない。 しかし、「低IQ」と揶や揄ゆはしたものの、私は本心では中国人は低IQではないと思う。むしろ、中国人のIQはさまざまな意味合いで、他民族よりも低くはないと思う。ただし、せっかく知恵のある民族なのに、その知恵を悪わる知ぢ恵えにしか活用していないのがもったいない。 パクリ、カンニング、?つき、ルール無視など、世界的に中国人のイメージに悪影響を与えたのは、中国人の悪知恵に由来する。これを世界では、国民の民度の問題として捉える。