ブックタイトル帝国の逆襲――金とドル 最後の闘い

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概要

帝国の逆襲――金とドル 最後の闘い

24人々である。2 株価の押し上げと米国債暴落の阻止 NニユーヨークY の株価は、1万6000ドル直前まで計画的に吊り上げられてきた。その金融緩和の限界が見えた。それで「金融緩和の縮小の延期(見送り)」すなわち「金融緩和を続ける」(9月18日のバーナンキFRB議長の、FOMCでの声明)があった。株価はこの前に一回押し上がって、史上最高値(1万5658ドル。8月2日)を付けていた。10月4日には1万5000ドルを割った。このあとは推して知るべしで、下値を探る動きをする。11月中に一度上げる動きをして、年末のクリスマス景気を煽あおるだろう。2014年の1月に入ったら、また下げる。この「1カ月単位」での上げと下げを繰り返す。同じく過剰に発行しすぎている米国債の暴落(長期金利の急上昇)が喰い止められて、利回り3%(年率)まで行ったのに、2・7%台にまで冷やした(P 23のグラフ)。こうやってアメリカは危機を乗り切ってゆく。