翻訳家の麻耶と、同居人のシングルマザー・みちると、その息子のゆうた、
そして近所の明るい青年・ニコ。
3人+αが送るあたたなか同居生活グラフィティーー。
本誌初登場時から読者に愛された「オハナホロホロ」シリーズが、
このたび、めでたくコミックス化しました!
また本編は最終回を迎えたものの、読者から「続きを読みたい」という声を
多数いただき、シリーズ続行決定!!
そんな鳥野しの先生のデビューコミックスとなる本作の発売を記念して、
制作秘話やお仕事場のお話を伺いました!

ohana_cover.jpg定価980円
 

 

●「オハナホロホロ」について

編集部(以下編):このシリーズを描き始めたのは2008年からですが、
          初コミックスが出るまでの1年半、いかがでした?

鳥野(以下鳥):1年半、もうそんなになるんですね。
         毎回「次は無いかもしれない」と思いながら描いてきたので、
         ここまで続けることが出来てうれしいです。
         これも応援してくださったみなさまのおかげです。
         ありがとうございます。


編:物語が生まれたきっかけを教えてください。

鳥:担当さんとの最初の打ち合わせの時に、「何か企画を持参してやる気を見せねば!」と
  思いまして、ネタ帳の中から最もフィーヤン向きであろうものを選びました……つもりです。


編:そうだったんですか。や、やる気、いただきました!!
  実際に1冊分描いてきて、一番印象に残っているシーンやセリフはありますか?

鳥:scene.3の、みちるが歩きながら道に落ちた椿の花を蹴る場面。
  掲載が4月発売号だったので椿だと季節はずれになってしまうのですが、
  「ここは椿じゃなきゃいやなんです!桜はちがうんです!」と自分でも
  よくわからないゴネ方をして、担当さんに諒解して戴いたことを思い出します。


編:そんなこともありましたね〜! こだわっていただいたので、良い絵になりましたよね。
  担当もこの椿を蹴るみちる、好きです。

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編:人物を描く時に特に意識していることはありますか?

鳥:最低限、各キャラクターの見分けがつくように……かな。
  当たり前すぎますが。


編:描きやすいキャラ、描くのが難しいキャラはいますか?

鳥:単純に絵柄の問題で、大人と幼児を同一フレームに収めるのが地味に大変です。
  ゆうたはあえて実年齢より小さい頭身で描いていますが、大人達はマンガ頭身なので、
  手を繋ぐのも一苦労です。
  あらゆる意味で描きやすいのはデスケさんです。
  理由はメインキャラじゃないので、気負わずに描けるからです。


編:「デスケさん」=英資(ひですけ)。打ち合わせ時、ばんばん使っている呼び方です(笑)。
 

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編:そんな「オハナホロホロ」の今後の展開などを漏らしてください。

鳥:登場人物が少し増えるかも。
  それに伴って、世界もすこし広げて行けたらな、と思っています。
  基本はあくまで麻耶、みちる、ゆうた(+ニコ)ですが。



●漫画家生活について

編:漫画を描き始めたのはいつごろですか?

鳥:マンガイラストは小学生から描いていましたが、コマを割った物語のある
  マンガとなると19歳のときに描いた8ページのマンガが初めてです。



編:どんな時にエピソードが浮かんだり、物語の展開を考えたりしていますか?

鳥:無意識に四六時中かもしれません。


編:原稿制作の過程で、どの作業がお好きですか?また、苦手な作業は?

鳥:すき→(時間に余裕さえあれば)ネーム以外のすべて
  苦手→登場人物に名前をつけること
  つらい→ネーム


編:お仕事の気分転換はどんなことをしていますか? お気に入りのおやつなどはありますか?

鳥:気分転換と言うか、ストレスでネット通販に走ってしまいます。
  仕事してると「レジにすすむ」ボタンを押すのに罪悪感がありません。
  おやつはビトン-ハイと干し杏(ネット通販)。

 
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おやつに干しあんず。仕事中は袋から直食いですよ。

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おやつにビトン・ハイ(ビトン・ハイ リッチとまちがって買いましたが、
これはこれでおいしいです。)

 

編:小さい頃、どんな本・雑誌を読んでいましたか?また、今は何がお気に入りですか?

鳥:小学生くらいだと学年誌ですね。ジャンプは小5で初めて買いました。
  小さい頃読んだマンガで印象に残っているのは、ますむら・ひろし先生の
  「アタゴオル物語」や山田ミネコ先生の「呪われた城」と「アリスシリーズ」です。
  
  今のお気に入りは買ったばかりの東京の地図の文庫版。
  マンガはたくさんありすぎて書ききれないです。

 

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 「アタゴオル物語」全6巻 サンコミックス版

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ますむら先生との出会い

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山田ミネコ先生の本。宝です。大好き。

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奇面組も好き。特に「3年」の方。 

 

編:好きな映画やテレビ番組はありますか?

鳥:今は「シャキーン!ザ・ナイト」です。
  ナイトジュモクさんと「るるるの歌」が好きです。
  あと不定期ですが「あしたのジョー2」の再放送。
  うっかりしていてカーロス戦を見逃してしまった……。


編:「シャキーン!ザ・ナイト」→http://www.nhk.or.jp/kids/program/shakiin.html
  「るるるの歌」の歌詞も見られます。
 

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無自覚に好きだったらしい洋梨モチーフ(PCの壁紙も洋梨)。
「中国行きのスロウ・ボート」(村上春樹)の装丁が大好きです。
インテリアにもおすすめ!!(うそです)



編:ペンネームの由来は?

鳥:ネットの姓名判断です。

編:えっ……占いがお好きだから、凝った答えが返ってくると思っていたのに意外(笑)。

 

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買ったはいいけど使い途のわからないふたもの。そろえると夫婦。
(貧しかったので片方だけ買おうとしたのですが、さすがに哀れでセットで清水買いしました)


編:2010年、やりたいことはありますか?

鳥:たくさんマンガを描きたいです。あと黒部ダムに行きたいです。

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これもそろえると夫婦。モチーフは雀らしいです。


編:最後に、フィーヤン読者へメッセージをお願いします。

鳥:出来るだけ多くの皆さまに楽しんで戴けるように頑張りますので、
  どうかよろしくお願いいたします。

 編:ありがとうございました。「オハナホロホロ」は絶賛発売中の2010年3月号に
  最新5.5話が掲載されています。
  コミックスカバーの別バージョンカラーの扉付き!
  お見逃しなく!!

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(取材:2010年1月某日)