第7回 「はじめに」お読みください!

美月さんの新刊
『ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣
―3%のビジネスエリートが実践していること 』
の本作り作業が、いよいよ大詰めになってきました。
私がこの文章を書いているまさに今(11月18日)、
印刷所さんの印刷が始まっているようです。
来週早々(24日ごろ)にも、見本ができてくるはずです。
その頃、ネット書店アマゾンでの予約も始まります。

というわけで、今回、本作りという点では目新しい話、
正直、それほどないのです。
今回はご著書の中から、「はじめに」をご紹介します。
美月さんの、本書に対する熱い思いが伝わると思いますよ。

はじめに

 皆様、こんにちは。本書で皆様のお相手をさせていただく、元キャビンアテンダント(CA)の美月あきこでございます。
 私は日本と外資系の航空会社に合計16年間、CAとして勤務し、ファーストクラスで多くのVIPのサービスを担当させていただきました。
 その体験を通して、ファーストクラスのお客様たちには、いくつかのシンプルな共通点があることに気づきました。
 それらは、すぐにまねできるものばかりですが、実行している人は少ないようです。
 ビジネスで成功する。なりたい自分になる。思い描く生活を送る。そういった夢を実現するもっとも効果的な手段は、すでに夢を実現している人たちから必要なスキルを学び、身につけることだと思います。
 私はCAを辞めて2006年に起業しました。現在では人前で僭越ながら講演させていただき、また著作も出版できました。コンサルタント、スクール講師、経営者、会計士など、複数の肩書きを持っております。それらはすべて、ファーストクラスで学んだことをコツコツと実践していった結果に過ぎません。
 現在の状況は「成功」と呼ぶにはまだまだささやかなものですが、成功の秘訣を誰かに尋ねられたら、「ファーストクラスで学び、ファーストクラスをまねてきたから」と応えるでしょう。
 私たちは「常識」という名のメガネで、自分の周りの景色や世界を見ています。
成功者も彼らオリジナルのメガネで世の中を見ています。両者のメガネは、似ているようで、種類はまったく異なります。成功者のメガネをかけて仕事をすれば、彼らと同じ「常識」で世の中が見えてくるのです。
 最近読んだ本に、印象的な文章がありました。
「体格や年齢・人種・性別・学歴は関係ない。あなたも成功者と同じことをすれば、いつかは彼らと同じように成功できるのだ」
「もしあなたが成功者の考え方を身につければ、成功者と同じ成果を味わえるだろう」
(『フォーカル・ポイント』ブライアン・トレーシー著 ディスカヴァー・トゥエンティワン発行)
 誤解していただきたくないのですが、ファーストクラスに乗ることが人生の目標なのではありません。成功の結果として、ファーストクラスの常連客になれるのです。
 私はファーストクラスの常連客でも、特に創業社長たちに注目いたしました。
世界的な不況の波にさらされた現在でも、当たり前のようにファーストクラスにお乗りになっている創業社長は、本物の正攻法を身につけた人たちです。
 彼らから、学べるべきものを学び、どんな業界でも、どのようなビジネスでも通用する、普遍的で本質的なビジネススキルを身につけましょう。
 途中、具体的なエピソードなども出てきますが、航空会社の顧客情報を開示することになりますので匿名とさせていただきます。あしからず、ご了承ください。
 それでは本日の客室を担当いたします私、美月あきこと一緒に大空へ向けて離陸いたしましょう。途中気流の悪い中、飛行をしてまいりますが、運航にはまったく支障はございませんのでご安心ください。

二〇〇九年一〇月         
           美月あきこ

※写真は、ファーストクラスの室内です。本文未使用!


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