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| 文芸書(文庫を除く) くるすの残光 天草忍法伝 著者名:仁木英之 |
| 2011-04-18 池田独さん 北海道 苦難に耐え、誰かを愛すること、それは別に神ではなくとも人間ならば誰もが出来ることである。しかし同時に妬みや欲も、誰もが抱くものなのだ。その両方が絡み合ったために起こった悲劇で、多くを失ったものと得たものが再び激突する。
命のためならば何を切り捨てても、という忍びを見ていると神とは力ではなく、本当はすべてを受け入れ、見守り、自分を投げ出してまで寅太郎を思う、たまの姿こそがそうなのではないかと思えてくる。
まだこれは序章ですね?早く続きが読みたいところです。寅太郎は何を失い、何を得るのか。すごく期待です。
[編集部からのコメント] ご感想ありがとうございます!
「他者を受け入れる力」について考えて欲しい、と仁木先生もインタビューで仰っておりまして、そう感じてくださったことに、とても嬉しく思っております。
シリーズ化、決定しておりますので、どうぞ続きをお楽しみにして下さいませ! | |
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