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「第5の戦場」サイバー戦の脅威
著者名:伊東 寛

2012-05-02 生アーモンドさん 滋賀県
NHKBSの朝のニュースの特集に筆者が出演されているのを見て
インターネットを通じた脅威とは具体的にどんなものなのか?
日本はそれにどのように対処しているのか、実際に知りたくて
購入した。結論からいうと、日本は他国に比べて法整備、
人材の育成の点、国民の認識の点などあらゆる点で
問題点が多いということだ。国民の生命自由財産を守って
くれると思っていた自衛隊が、サイバー上の脅威に対して
国民を守るための役割を果たすことが制度的にできない
現状にあることに非常に大きな衝撃を受けた。
インターネットを介した犯罪(戦争行為)について、具体的な
記述が多々記されており、知らなかった事実も多く
非常に為になった。
インターネットは国民に非常に身近で、わからないことが
あって、気軽に教えて?というと、人に聞く前に
ググれ!などと言われてしまうくらいになっているのに
危機管理の点では非常に危うい個人が多いと思われるので
今後は強く問題意識を持っていきたいと思う。

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