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おかしいことを「おかしい」と言えない日本という社会へ
著者名:フィフィ

2014-10-30 tigermaskさん 東京都
日本人は、debateが苦手である。それは、学校で訓練されていないからだ。フィフィさんは、外国人にとしては珍しく、小学校から大学まで日本人の学校に通った。今でも日本では、教師中心の授業で、質疑応答が無い。生徒は、授業での中身が分かろうが分かるまいが大人しく黙っている。フィフィさんは、大学卒業後、Americaに留学してからも日本式を貫いた。そうしたら、評価はdown。担当の教師曰く、「ここはAmericaです。口に出さなければ分からないじゃありませんか!」。Americaでは「阿吽の呼吸」など通用しない。日本の教育は暗記onlyで考える事をさせない。それが、社会に出ても口先ばかりで行動を起こさない原因であろう。更に、市民運動は社会に対する「不満」ではなく「改革」である。にも関わらず、日本の悪い点を指摘しようものなら。「そんなに嫌なら、日本を出て行け!」となる。議論にならないのだ。日本人がglobal化するのは容易ではない。




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