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ジャンル・タイトル・著者名
祥伝社文庫
厭な小説 文庫版
著者名:京極夏彦

2021-05-20 関川真也さん 埼玉県
普段読まないホラー小説。知人に薦められ読んでみた。
「厭な小説」タイトルからして厭な感じだ。
7編からなるこの小説。読み進めていくと見慣れない漢字が目につくようになり勉強にもなる。
1編1編なんだか教訓めいたものがあるような気もするし無いような気もする。
要するに気持ちが悪いのだ。
最後の編「厭な小説」を読む頃にはすっかり物語に引き込まれているから不思議だ。
しかも結末は「不幸の手紙」そのもの。
読み終わってすぐ出た言葉が「厭な小説だなぁ」。
まさしく京極ワールドに嵌まった証拠であろう。
あ~厭だ厭だ。


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