2010-03-10 ツノツノさん 神奈川県
医療界での違和感、医師と患者さんとの距離感、死を目の前にした医療者側と患者側でのとらえ方の違いに関して一つの答えを与えてくれる内容だと思いました。医者全員がドラマに出てくるような「スーパー名医」であれば幸せなのに・・・と医者である自分もつい考えてしまっていたことに気づかされました。現実は「スーパー名医」はほぼ存在しないこと、それをわかってほしい、そんな思いが筆者から痛切な思いとして伝わってきます。本書のような考え方がもし社会で通用しないのであればまさに医療は崩壊するでしょう。みなさんどうですか？この本の内容を知った上で医者と患者の間での対話がなされることが医療を支えることになると思います。是非多くの人が本書を読まれることを祈っています。
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