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2006年 2月刊3月刊4月刊5月刊6月刊・7月刊・9月刊10月刊11月刊12月刊

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日本人とは何か。
神話の世界から近代まで、その行動原理を探る
山本七平
ISBN4-396-50093-9
「山本学」の集大成
日本人論の白眉
待望の復刊!
日本はなぜ、民主主義を簡単に受け入れることができたのか?

<山本七平が築き上げた「日本学」の集大成>
 日本人はなぜ、明治維新を成功させることができ、スムーズに近代化ができたのか。また戦後はなぜ、奇蹟の経済復興を遂げ、民主主義をも抵抗なく受け入れることが出来たのか――そんな素朴な疑問に答えるべく、著者は、神代から幕末までの日本人の意識と行動をたどっていくことで、その秘密を解き明かそうとする。その試みは奇しくも、著者が長年にわたって独自に築き上げてきた「日本学」の集大成の観を呈するにいたった。
 著者他界の2年前に上下2巻で刊行された名著を、今回一巻にまとめて再刊!
【著者紹介】
1921年、東京生まれ。'42年、青山学院高商部卒。戦時中は砲兵少尉としてフィリピン戦線を転戦、マニラで捕虜となる。戦後、山本書店を設立し、聖書、ユダヤ系の翻訳出版に携る。'70年発行の訳書『日本人とユダヤ人』が大ベストセラーになり、世の中に衝撃を与えた。 その後、『私の中の日本軍』『日本教の社会学』『帝王学』『聖書への旅』『論語の読み方』『常識の研究』『人望の研究』など多くの著書を刊行。日本の文化と社会を独自の手法で分析していく論考は、「山本学」と称され、いまなお広く読み継がれている。1991年、69歳で没す。


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従軍看護婦たちの大東亜戦争
私たちは何を見たか
『従軍看護婦たちの大東亜戦争』刊行委員会編
ISBN4-396-50094-7
今だからこそ、読んでほしい一冊
――櫻井よしこ氏推薦

語り継ぎたい生と死の記録(手記の一部から)
●ミンダナオ島に散った同僚たちへ――悲しすぎる死化粧
●東京大空襲下の東大病院――焼け野原と化した東京の風景
●沖縄ひめゆり部隊の軌跡――ある女学生が残した遺書
●閃光の中に逝った友――八月六日の広島で見た地獄
●ダモイは遠く――残されたシベリア抑留者たちのたどった道

<今だからこそ、読んでほしい一冊  櫻井よしこ>
 大東亜戦争は一体どんな戦争だったのか。私たち日本人は、戦後そのことについてほとんど語ってこなかった。家庭では戦争世代の大人たちが口をつぐみ、学校では日本を批判する歴史が教えられてきた。
 その結果、戦争という国家の命運をかけた全国民挙げての戦いの場面で、一人一人の国民がどのように熱い想いで日々を過ごしたか、または、冷静な事実認識に基いてこの国の未来をどれほど深く憂えたか、それでもなお眼前の状況の中でどれほどの力を振りしぼって祖国のためにつくしたことか。こうした一人一人の深い心を私たちは聞かされることなく過ごしてきた。
 本書にまとめられた従軍看護婦の方々の体験は、日本の足跡に関する戦後日本人の空白を埋めてくれるものである。彼女たちの体験と想いから、私たちは多くのことを知り、学ぶことが出来るはずである。
 戦後60年を過ぎた今だからこそ、どうしても読んでほしい一冊である。

【著者紹介】
田中須磨子(たなか・すまこ)
1942年、鳥取市生まれ。鳥取赤十字看護専門学校卒。その後、鳥取日赤、京都第一日赤病院で看護師として勤務。日赤幹部看護婦研修所修了。京都第一日赤看護専門学校教諭、日赤中央女子短大専任講師を経て、'79年、調布東山病院看護部長。2002年、池上総合病院看護部長。'04年より南総病院看護部長。アンリー・デュナン教育研究所常任幹事。書家としても、日展、京展などに入選した経験を持つ。著書は『杜鵑と王さま』(碧天舎)。

吹浦忠正(ふきうら・ただまさ)
1941年、秋田市生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修了。国際赤十字海外駐在代表。その後、安全保障問題研究会委員・事務局長、アンリー・デュナン教育研究所常任幹事。日赤中央女子短大、神戸市外国語大学、明治大学などで教鞭をとり、2001年、埼玉県立大学教授。現在、東京財団研究推進担当常務理事。著書は、『捕虜の文明史』(新潮選書)、『捕虜たちの日露戦争』(NHK出版)、『戦陣訓の呪縛―捕虜たちの太平洋戦争』(中央公論新社)、『歌い継ぎたい日本の心―愛唱歌とっておきの話』(海竜社)、『社会人の社会科』(祥伝社)ほか多数。


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東條英機 歴史の証言
東京裁判宣誓供述書を読みとく
渡部昇一
ISBN4-396-61271-0
GHQが封印した歴史の真実
「日本はなぜ、戦争をせねばならなかったのか?」
日本人が知っておくべき本当の「昭和史」

マッカーサーは、朝鮮戦争を経験してみて、初めて大東亜戦争の意味に気づき、帰国後の1951年5月、上院軍事外交合同委員会において、次のように証言した。

〈Their purpose, therefore, in going to war was largely dictated by security〉
(彼らが戦争に突入した主たる動機は、自衛のためだった)

この証言は、東條首相が遺した供述書の論旨と全く同じものである。このことを、誰よりも日本人が知っていなければならない。(著者)

<いま知っておくべき本当の「昭和史」  著者>
 私がこの宣誓供述書に基づく昭和史を述べてみようという気になったのは、東條さんが、「大東亜戦争は、自存自衛の戦いだった」と主張してやまなかったからです。それだけなら、一つの自己主張ということで終わりですが、東京裁判をやらせた当のマッカーサーが、帰国後、上院の委員会で東條首相の主張を認め、次のように述べていることです。
〈Their purpose, therefore, in going to war was largely dictated by security〉
この英文は、すべての日本人が覚えておかなければなりません。日本人はいまこそ、本当の「昭和史」を知るべきなのです。

【著者紹介】
1930年、山形県鶴岡市生まれ。上智大学名誉教授。英語学、言語学専攻。1955年上智大学大学院博士課程修了後、西ドイツのミュンスター大、さらにオックスフォード大へ留学。1968年から69年にかけてフルブライト招聘教授として、アメリカの6大学において講義。1971年、上智大学教授。専門の英語学の分野では、ミュンスター大における学位論文「英文法史」で発生期の英文法に関する研究を発表、ドイツ語訳および邦訳も刊行された。1975年発表の「英語学史」は、6世紀から18世紀までの英語学の流れを研究した通史である。 1994年、ミュンスター大より名誉哲学博士号を授与される。文明、歴史批評の分野においても、幅広い活動を行ない、『文化の時代』『正義の時代』『知的生活の方法』『指導力の研究』『かくて歴史は始まる』『古事記と日本人』など著書多数。日本人のアイデンティティーを歴史から掘り起こす著作として『日本史から見た日本人』(古代編・中世編・昭和編)がある。第1回正論大賞、第24回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。


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雪月花(せつげつか)の数学
日本の美と心に潜む正方形と√2の秘密
桜井 進
ISBN4-396-61272-9
北斎、雪舟、芭蕉、法隆寺、平安京、茶室、生け花――
数式はすべてを知っている。
テレビ、新聞で話題の「サイエンス・ナビゲーター」初の書き下ろし

<江戸の庶民が挑戦した難問。あなたは解けますか?>
<問題>
ねずみの父、母がいる。この夫婦が正月に子を12匹産むと、親子で14匹になる。2月になると、ねずみは親子ともに12匹ずつ子を産み、親、子、孫の合計で98匹になる。この規則にしたがって次々に12匹ずつ子を産んでゆくと、12月には合計で何匹になるか。

和算のベストセラー『塵劫記(じんこうき)』に収録された問題。「ねずみ算」として知られる。(解答は本書第4章を)

「数」と「形」が解読する日本
■「日本の黄金比」と呼ばれる「白銀比(はくぎんひ)」とは何か
■大工道具「曲尺(かねじゃく)」に込められた√2の謎
■「五・七・五」も「三十一文字」も「素数」になっている
■江戸の天才数学者・関孝和が発明した革命的計算法
■なぜ北斎の「神奈川沖浪裏」に「黄金比の螺旋(らせん)」が現われるのか
■富士山の稜線と指数曲線が一致する理由
【著者紹介】
1968年、山形県生まれ。東京工業大学理学部数学科卒業、同大学院博士課程中退。微分幾何学、数理物理学、数理経済学を研究。学生時代から塾講師として教壇に立ち、現在も大手予備校で数学を教える。その傍ら「身近なものや数学者の人間ドラマを通して、数学世界の持つ多様さ、ロマンと感動を多くの子どもたちに伝えたい」と、『sakurAi Science Factory』プロジェクトを立ち上げる。2000年より「サイエンス・ナビゲーター」として映像と音響を駆使したパフォーマンスを全国各地で繰り広げており、その活動はテレビ・新聞などにも取り上げられ、注目を浴びている。


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