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2007年 2月刊・3月刊・5月刊7月刊

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十日えびす
花嵐浮世困話(はなにあらしよのなかこんなもの)
宇江佐真理
ISBN978-4-396-63276-2
渡る世間は揉め事ばかり――
それでも母娘はたくましく生きていく
人生、なるようになるさ
お江戸日本橋を舞台に描く人情時代!
<人生いろいろ、厄介事もいろいろ健気(けなげ)に暮らす母娘の明日は――>
錺(かざり)職人の夫が急逝し、義理の子供たちから家を追い出されてしまった後添(のちぞ)えの八重。先妻の子・おみちと日本橋堀江町(ほりえちょう)に引っ越して小間物屋を開いた。血のつながりはないが、実の親子のように仲の良い二人。新しい生活は希望に満ちていた。しかし、向かいに岡っ引きでも手を焼く猛女のお熊が住んでいたからたまらない。しかも、この鼻摘まみ者の息子におみちが気のある様子。頭を悩ます八重のもとに、自分たちを追い出した義理の息子が金の無心に現われて……。
【著者紹介】
北海道函館市生まれ。1995年、「幻の声」で第七十五回オール讀物新人賞を受賞しデビュー。2000年に『深川恋物語』で第二十一回吉川英治文学新人賞を、翌01年に『余寒の雪』で第七回中山義秀文学賞を受賞。以後、江戸の市井人情を細やかに描いて人気を博す。著書に「髪結い伊三次捕物余話」シリーズや『おぅねぇすてぃ』『聞き屋与平 江戸夜咄草』『恋いちもんめ』他多数。


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回転木馬 柴田よしき
ISBN978-4-396-63277-9
「逢いたい。もう一度彼に逢いたい」
失踪した夫を追い続ける女探偵・下澤唯の前に、
忌まわしい過去の事件が浮かび上がる……
希望と哀しみが交錯する著者渾身の感動ミステリー
作家 新井素子さんも推薦!

主人公の唯。
こんなに莫迦でこんなに哀しい女はいない。夫に失踪され、夫が自分を裏切っていることをうすうす予感しながら……十年以上、待つ。待って待って夫の消息の切れ端を掴んだ処で、彼女は言うのだ。帰ってきて欲しいでも、やり直したいでもなく……「逢いたいんです。もう一度」
こんなに莫迦で、こんなに哀しく……こんなに素敵でかっこいい女は、なかなかいるもんじゃない。
――作家 新井素子

謎の失踪を遂げた夫・貴之(たかゆき)のあとを継ぎ、探偵となった下澤唯(しもざわゆい)。十年の月日を経て偶然彼を目撃した唯は、佐渡(さど)出身の渋川(しぶかわ)さわ子という関係者がいたことを突き止めた。だが、さわ子はすでに死去し、貴之はさわ子の娘・雪(ゆき)と一緒にいるらしいことだけ判明した。夫は唯を本当に裏切っているのか? 細い糸をたぐり追跡を続ける唯は、さわ子の友人だった佐野明子(さのあきこ)のもとを訪れた。彼女はさわ子から、死の間際に雪と貴之のことを記した手紙を預かっていたのだ。明子も死の床についていたが、唯の事情を知った彼女から、手紙の内容を明かされる。どうやら貴之と雪は、人に知られてはならない事情を抱(かか)えているらしい。失踪前日に起きたホームレスの不審死と関係が? 手紙を手がかりに、信州・蓼科(たてしな)へ向かった唯。だがそこには、貴之の目元を残す美少女――小松崎(こまつざき)ゆいが待っていた……。
*** 著者渾身の感動のミステリー! ***

【著者紹介】
1959年東京生まれ。青山学院大学卒業。 1995年、『RIKO――女神(ヴィーナス)の永遠』で横溝正史賞を受賞しデビュー。以後、ミステリーを中心に、ホラー、伝奇小説など幅広く活躍。卓越した描写力と構成力を持つ実力派の書き手として注目を集める。 本書は、2003年に刊行され反響を呼んだ『観覧車』(祥伝社)の女探偵・下澤唯(しもざわゆい)のその後を描いた、待望の続編である。著書に『ふたたびの虹』『少女大陸 太陽の刃、海の夢』『夜夢』『R(リアル)―0(ゼロ)』シリーズ(以上祥伝社)『炎都』シリーズほか、『Miss You』『残響』『聖なる黒夜』『ワーキング・ガール・ウォーズ』『銀の砂』『求愛』『所轄刑事・麻生龍太郎』など多数。


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青嵐(あおあらし) 諸田玲子
ISBN978-4-396-63278-6
「最上級の賛辞を捧げたい。終幕の美しさと優しさに泣いた」
作家 高橋克彦氏激賞!

次郎長一家の暴れ者
森の石松と三保の豚松――
幕末の東海道を駆けぬけた二人の壮絶な生きざま!

最上級の賛辞を捧げたい。終幕の美しさと優しさに泣いた。森の石松がこれほどに輝き、駆け抜ける物語を私は他に知らない。人の熱い思いを引き出すために小説はある。諸田玲子はそれを見事に示してくれた。
―――作家 高橋克彦

幕末の侠客(きょうかく)・清水次郎長(しみずのじろちょう)の元には二人の松吉(まつきち)がいた―― 一の子分として名を馳(は)せた森(もり)の石松(いしまつ)こと三州(さんしゅう)の松吉と、相撲取りも顔負けの巨体で豚松(ぶたまつ)と呼ばれた三保(みほ)の松吉である。同じように親から疎(うと)まれ次郎長のもとに身を寄せた二人だが、石松は美男の女泣かせ、博打(ばくち)も喧嘩もめっぽう強い兄貴肌、かたや、豚松は女も博打も大の苦手の憎めない愛嬌者(あいきょうもの)。好対照ながら、二人はお互いを認め合う仲だった。しかし、青嵐(あおあらし)のように幕末の東海道を駆けぬける彼らの前に、苛烈(かれつ)な運命が待ち受けていた……。任侠の道を貫き、義理と人情に生きた最後の侠客を描く傑作時代長編。

【著者紹介】
1954年静岡市生まれ。上智大学英文学科卒。外資系企業を経て、翻訳・作家活動に入る。1996年『眩惑(げんわく)』でデビュー。2002年『あくじゃれ瓢六(ひょうろく)』が直木賞候補になり、'03年『其(そ)の一日』で第24回吉川英治文学新人賞を受賞。新世代の女流時代小説家として読書界の熱い視線を集めている。本書は、『空っ風』『笠雲』に続き、著者の中でも高い評価を受けている次郎長物の最新作。著書に『蓬莢(ほうらい)橋にて』(祥伝社刊)『灼恋(しゃくれん)』『からくり乱れ蝶』『昔日より』『お鳥見女房』『誰(た)そ彼(が)れ心中』『犬吉』『希以子(きいこ)』『奸婦(かんぷ)にあらず』など多数。


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【新釈】走れメロス 他四篇
山月記/薮の中/走れメロス/桜の森の満開の下/百物語
森見登美彦
ISBN978-4-396-63279-3
あの名作が、京の都に甦る!?
暴走する恋と友情――
若き文士・森見登美彦の近代文学リミックス集!
その時、彼の腕を通りすがりの女性が必死で掴み、「ちょっとすいません!」と叫んだ。思わず見返した相手は驚くほどに可憐な乙女であり、目に涙を溜めている。芽野は決して女性に腕を掴まれたぐらいでのぼせ上がるような人間ではないけれども、理由を聞く前から彼女の涙にもらい泣きしていた。(「走れメロス」より)

異様なテンションで京都の街を突っ走る表題作をはじめ、先達への敬意(リスペクト)が切なさと笑いをさそう、五つの傑作短編。
【著者紹介】
1979年奈良県生まれ。京都大学農学部卒、同大学院農学研究科修士課程修了。2003年『太陽の塔』で第十五回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。古風な格調高い文章でユニークな奇想、妄想を描く京都在住の新鋭。他の著書に『四畳半神話大系』『きつねのはなし』『夜は短し歩けよ乙女』がある。


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せんせぇに愛たい(上) 綾崎 光
ISBN978-4-396-63280-9
大ヒット恋愛ブログ小説 待望の書籍化!
「せんせぇのこと、大好きだよ」
年の差15歳――塾講師のヒカルに恋をした女子中学生の静香
人気ブログランキング(恋愛・結婚部門)で独走の1位!
笑いと涙の恋愛ブログ小説「15歳美少女と塾講師の禁断の愛」遂に書籍化!
「私……せんせぇと付き合ってほしいなんてもう言わないから。ただ……好きで好きで仕方ないから……せんせぇ、お願い。ただ私がせんせぇのことを好きなだけなの。お願いだから……」
静香……これ以上、言葉を発することなどできるはずもなく……ただ俺は……
黙って俺のできることだけを……震える静香の肩を抱きしめながら……
海だけが穏やかな波音を漂わせて俺たち2人を見守ってくれていて……
「せんせぇ、海を見ながらキスをすると、絶対にそのカップルは幸せになるんだって。知ってた?」
「……いや……そうなんだ……」
「……うん……」
「せんせぇ……」
俺は静香の気持ちに……ただ……  (本文より)
【著者紹介】
大学卒業後、一般企業の就職を経て塾講師になる。2006年6月よりHikaru名義でブログ「15歳美少女と塾講師の禁断の愛」を開始。人気ブログランキング(恋愛・結婚部門)で1位を独走、累計3000万ヒットを記録する。血液型A型。


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せんせぇに愛たい(下) 綾崎 光
ISBN978-4-396-63281-6
笑いと涙にあふれた せつない恋愛物語
「君を選ぶことは絶対にできない」
ヒカルがけっして静香に明かせない秘めた想いとは……
3000万ヒットを記録した感動の恋愛ブログ小説!
書下ろし特別番外編「美沙の秘密」収録
読者からの感動メッセージ
■感動しました!! たくさん小説を読んできましたが、今までで一番感動しました! 
涙がボロボロでてきて、止まらなくなりました。絶対に幸せになってください!!!!!
ティッシュがなくなってしまった。。。。。。。(Tさん)

■PCの前で鼻水垂らしまくりながら、涙でキーボード壊れるんじゃないかってくらいの勢いで読みました。こんなに泣いたの久しぶりっていうぐらい泣きました。すごく、キモチがわかるから。(Kさん)

■絶対ドラマにして欲しいっす! 先生の文章って読んでて背景や人物が見え、そして声が聞こえてくるんですよね。あたし、恋にトラウマだったけど、この切ない恋を再度体験したくなりました。恋するど―――――――!!(笑)(Hさん)

■どうして… こんなに切ないのでしょうか。好きという気持ちが、誰かを裏切り、誰かを傷つける。3人の気持ちが痛いほど伝わってきます。それぞれの痛み・切なさ、そして好きな人と一緒に居られる幸せ…。不器用なものですね人は。上手く生きられず涙を流すのですね。(Sさん)

■思わず… 泣いた… 泣かされました…(Mさん)
【著者紹介】
大学卒業後、一般企業の就職を経て塾講師になる。2006年6月よりHikaru名義でブログ「15歳美少女と塾講師の禁断の愛」を開始。人気ブログランキング(恋愛・結婚部門)で1位を独走、累計3000万ヒットを記録する。血液型A型。


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