ブックタイトル元気の源 五体の散歩

概要

元気の源 五体の散歩

3 まえがきまえがき年のせいだろう、体の調子がよくないので新しく病院で診み てもらうことにした。ゆっくり改善しましょうとお医者に言われて、定期的に受診を始めるようになった。それからそろそろ二十年になる。いまも間ま遠どおな通院はつづいている。昨年（二〇一三年）の秋の血液検査の結果、悪いところはどこもなくなった。検査項目は四十七あるが、高すぎ（Ｈ）、低すぎ（Ｌ）がひとつもなくなったのである。はじめのころは六つも七つもいけないところがあった。それが年とともにだんだん減ってきたのも不思議だったが、まさかゼロになるとは思ってもみなかったから、自信がついた。元気が出た。主治医も、おもしろいと言ってくれる。その後もゼロがつづいている。そんなことは知るはずもない朝日新聞が、〝元気のひみつ〟という欄で、私のことを紹介してくれた（二〇一四年三月二日）。その取材を受けておしゃべりした中に、〝五体の散歩〟ということばがあった。それで