ブックタイトル日本人の9割は正しい自己紹介を知らない――世界標準の仕事プロトコールの教科書

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日本人の9割は正しい自己紹介を知らない――世界標準の仕事プロトコールの教科書

18ンも世界標準のものに変わっていくためです。日本人中心の日本企業に勤務していても、取引先は外資系企業であるかもしれません。あるいは、取引先の競合が外資系かもしれません。世界標準のコミュニケーションについて一定の理解がないと、国内営業でも競い敗けてしまうのです。購買も含めて海外と一切取引がない会社は、稀まれではないでしょうか。さらに、自分の勤務する企業が、いつ外資系企業に買収されるかもしれません。わたしたちの勤務環境は間違いなくグローバル化の波の影響を受けるのです。第二に、世界標準のプロトコールの中に、日本人同士のコミュニケーションを改善するための秘訣が詰まっていることです。ビジネスパーソンとは、何かしらの専門性によって相手に貢献する人たちのことです。冒頭の三菱商事の鈴木さんの場合、勤めている会社の名前が重要なのではありません。自分の専門性によって、顧客である相手の役に立つことが重要なのです。したがって、専門性のPRは相手が日本人であれ外国人であれ、本来的に必要なことと言えます。