ブックタイトル日本人の9割は正しい自己紹介を知らない――世界標準の仕事プロトコールの教科書

ページ
51/56

このページは 日本人の9割は正しい自己紹介を知らない――世界標準の仕事プロトコールの教科書 の電子ブックに掲載されている51ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

日本人の9割は正しい自己紹介を知らない――世界標準の仕事プロトコールの教科書

第1章 「知りませんでした」では許されない?世界標準のプロトコール8原則── 49が、決してそうではありません。相手によって臨機応変に柔軟に対応することが重要です。わたしがそのことを認識したのは、ジョージ・ブッシュ大統領(父)の来日時の晩さん会での事件でした。1992年1月にブッシュ大統領が日本に来た際の宮澤喜き一いち首相主催の晩さん会で、大統領が気分を悪くして、何と宮澤首相の膝におう吐してその場で倒れるという事件がありました。大統領による前代未聞の珍事です。世界のメディアは、一斉に大きく報道しました。その時、バーバラ夫人が当日の今上天皇とのテニスでブッシュ大統領が負けたことを引き合いに、「ブッシュ家は負けることに慣れていないのです」と、とっさのジョークでその場を凌しのいだのは有名な話です。そして、宮澤首相はあわてることなく、淡々と対応して記者からの質問に答えました。相手が急に倒れる、おう吐するといった事態においても臨機応変に対応した、よい例だと思います。