ブックタイトル私がくまモンの上司です――ゆるキャラを営業部長に抜擢した「皿を割れ」精神

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概要

私がくまモンの上司です――ゆるキャラを営業部長に抜擢した「皿を割れ」精神

18そのビックリマークの横に、キャラクターがひとつ描いてありました。まん丸い目に、真っ赤なほっぺ、とぼけたような表情で笑う黒いクマです。「これは、ロゴのおまけとして、水野さんが考えてくださったキャラクターです」小山さんの言葉に、会議に参加していた委員や職員はみな、「おまけ?」という表情をしていたようです。「これはクマですか?」 誰かが尋ねると、「ハイ、名前もついています。熊くま本もと者もんを略して、くまモンです」と小山さんが答えたとのことでした。これがくまモンとの出会いです。そのときの私の印象は、「可愛いクマだな」でした。正直なところ、一目でこれだと思ったわけではありません。くまモンが聞いたら悲しむかもしれませんが、そのとき私が気にかけていたのは、本来主役だったはずのビックリマークのほうだったのです。小山さんは、キャラクターがいたほうが新幹線開業に関するイベントをやりやすいのではないか、と提案され、委員や職員もうなずいたようです。「なるほど、その通りだな」と私も賛同し、くまモンをキャラクターとして採用すること