ブックタイトル私がくまモンの上司です――ゆるキャラを営業部長に抜擢した「皿を割れ」精神

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私がくまモンの上司です――ゆるキャラを営業部長に抜擢した「皿を割れ」精神

36それがなければ、知事に「一芝居うってくれ」という、とんでもない提案はできません。職員たちの熱意を感じ、私は本当にうれしく思いました。私は職員の障壁になってはいけないと常々考えています。ですので、職員の提案は基本的にすべて引き受けています。この時も、職員と一緒に皿を割ろうと決意しました。もともと、県民の幸福のためなら何でもやろうと決めている身です。ここで、もしためらったら、みんなの熱意ややる気は一気にしぼんでしまいます。この時、くまモンの友人であり、熊本県宣伝部長でもあるスザンヌさんも協力をしてくれました。「クマってます」「うちのくまモン知りませんか?」とくまモンの絵が描かれた、くまモン捜索のお願いのポスターを手描きで作ってくれたのです。それを大阪の街中に貼り出しました。ラジオでもCMで「くまモンを探してください」と呼びかけるなど、あらゆる手段を使って捜索を呼びかけました。大阪の人たちは「一体なんや?」と思ったかもしれません。このような仕掛けをつくったところで、くまモンの出番です。幸い、大阪の皆さんはノリがよく、これらのキャンペーンを好意的に受けとめてくれました。「しっぽ触ろうとしたら振り向かれた。めっちゃ機敏やった」