ブックタイトルミセス美香の幸せな美的ハウスのつくり方

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概要

ミセス美香の幸せな美的ハウスのつくり方

26った理由を、目の前の光景から瞬時に感じ取りました。若い頃はお友達の部屋に遊びに行くと、お人形がたくさん並んだ部屋を見て「へ?、意外と女の子らしいんだ」と思ったり、壁に貼はってあるポスターを見て「あのアイドルのことがこんなに好きだったのね」、という程度のことは思いましたが、主婦になって初めて、「住む家とは一家の主婦の心の鏡」であるということを感じた瞬間です。その人その人のお宅に伺うと、今までぼんやりと感じていたことが明確になり、見えていなかった部分まで見えてきます。ある人はムードメーカーでとても明るい方でした。お宅はバリ風のインテリアで細部までこだわって揃えてあるのを見て、ただ明るいだけではなく、細やかな気遣いのできる繊細な人なのだと感じました。反対に謙けん遜そんの塊かたまりのような人のお宅は、とても広々として開放的なお宅でしたが、ところどころに「用途がはっきりしない迷いの物」が「現在必要な物」に紛まぎれて押しやられていました。この方はお客様でしたので収納庫の細部まで見せていただきましたが、有り余るほどの収納庫の中の渾沌とした状態に、彼