ブックタイトル日米開戦の正体
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日米開戦の正体
21 序章 なぜ今、真珠湾への道を振り返るのか内のレポートの訳です。この本の評価は別として、冒頭、米国陸軍戦略研究所所長ダグラス・C・ラブレースが言葉を寄せています。日本が一九四一年に下した米国攻撃の決断はまったく合理性に欠け、ほとんど自殺行為であったと考えられている。アメリカは日本の十倍の工業生産力を持っていた。もちろん日本がアメリカ本土を攻撃することなど、できるものではない。そんな国と戦って日本は勝算があると考えたのだろうか。太平洋方面の戦争でわが国と戦えば、負けることはわかりきったことだった。日本がわが国と戦うと決めた歴史的事実をいったいどう説明したらよいのだろうか。そして本編では、著者ジェフリー・レコード博士は次の証言を引いています。ディーン・アチソンは一九四一年には国務次官補であり、経済問題を担当していた。彼は真珠湾攻撃以前に次のように語っていた。「わが国を攻撃すれば、日本にとって破滅的な結果になることは、少し頭を使えばどんな日本人にでもわかることだ」その通りだと思います。日本の一〇倍の工業生産力を持った米国と戦争すれば、「少し頭を使