ブックタイトル日米開戦の正体
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日米開戦の正体
3 はじめにはじめに日本は今、「あのとき」と同じ歴史的曲がり角にいます孫崎享です。この本を手に取ってくださり、ありがとうございます。最近私が情報を得るのに利用しているツイッターの一つに、ニューヨークタイムズ東京支局長マーティン・ファクラー氏の物があります。二〇一五年一月二日、彼は自らのツイッターで「明あき仁ひと天皇が自国に戦争時の歴史を学ぶように呼びかけ」(原文英語)と発信しました。元日、新年に当たって宮内庁は「天皇陛下のご感想」を発表します。二〇一五年、そこでは次のように述べられていました。「本年は終戦から70年という節ふし目めの年に当たります。多くの人々が亡くなった戦争でした。各戦場で亡くなった人々、広島、長崎の原爆、東京を始めとする各都市の爆撃などにより亡くなった人々の数は誠に多いものでした。この機会に、満まん州しゆう事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なことだと思っています」私もこの内容を自分のツイッターで発信したところ、「『十分に学び』とか『今』という言葉が選挙民の覚醒を促うながしている」といった返信がフォロワーからありました。