ブックタイトル「怒らない体」のつくり方――自律神経を整えるイライラ解消プログラム

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概要

「怒らない体」のつくり方――自律神経を整えるイライラ解消プログラム

36 最初の怒りの芽が出た時点で摘み取ってしまえば、怒りの感情は爆発せずに済みます。つまり、最初が肝心なのです。僧侶はその時点で気持ちを静めたから、そこから先は怒りに支配されずに平常心を保っていられたのでしょう。 SF小説では、今自分がいる世界とは別に、どこかに同じ世界があるというパラレルワールドがよく題材に取り上げられます。「もしも、あのとき、こうしていたら」と後悔する場面は誰にでもあるでしょう。 もし、落ち着いてコインパーキングでお金を払っていたら、その後に続く未来を変えられたかもしれません。最初に怒らないほうの扉を開けていたら、それ以上何も起こらず、平穏な生活を送れたでしょう。それを怒るほうの扉を開けてしまったがために、最悪の道を突き進んでしまったわけです。 一度進み始めたら後戻りはできないので、最初の扉を選ぶ段階で「自分はどちらの扉を選ぶべきか」と考えて、踏みとどまらなければなりません。 僧侶は普段の修行で、怒る直前に踏みとどまり、怒らないほうの扉を開ける訓練ができているのでしょう。