ブックタイトル日本は「戦後」を脱却できるか 真の自主独立のために

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日本は「戦後」を脱却できるか 真の自主独立のために

25 ? 対米自立へ向かう安倍政権てる?と思い込んでしまうわけです?要するに国際政治のリアルな認識がまったくないんですね?関 岡 そういう平和ボケしたハト派政治家の緊張感の欠如が影響していたのは間違いありません?しかしそれに加えてもう一つ別の背景があったのではないかと思います? 三木内閣が決めた?防衛費のGNP1%枠?は?中なか曽そ根ね内閣のときに一度撤廃されて三年連続で1%を突破したことがありますが?その後また1%未満に戻ってしまい?現在に至っています?これはどうしてなのでしょう? 既に高度経済成長はとうの昔に終わっており?橋本内閣以降はデフレが続いていますから?防衛費もそれに連動して減らされてきたわけですが?本来?防衛と経済は無関係ですから?防衛費と経済成長を連動させること自体がおかしいわけです? ちょっと余談になりますが?小泉内閣のときに公的医療費も経済成長率と連動させようという動きがあったんです?医療の必要度は経済成長とは無関係ですから?厚生労働省と日本医師会が猛反対して最終的にはそれを阻止しました? しかし小泉内閣で経済財政諮問会議を担当していた竹たけ中なか平へい蔵ぞう大臣?現慶應大学教授?や?同会議の民間議員だった吉よし川かわ洋ひろし東京大学教授などのエコノミストがそういうバカなことを提唱していたんです?その背後には?社会保障費を抑制したい旧大蔵官僚?財政当局の思惑がありました?