ブックタイトル日本は「戦後」を脱却できるか 真の自主独立のために

概要

日本は「戦後」を脱却できるか 真の自主独立のために

34?国防の基本方針??左ページに別掲?は紙一枚でたった四項目しか書かれていませんでしたが?ＮＳＳは三二ページの文書で?内容も広範多岐にわたっています??おおむね10年程度の期間を念頭に置いたもの?とされ?防衛大綱の上位概念として明確に位置づけられました?いままでわが国にこういう?国家戦略?がなかったことがむしろ異常です?関　岡　ＮＳＳでは??北朝鮮の軍事力の増強と挑発行為?と?中国の急速な台頭と様々な領域への積極的進出?が?二大脅威として明確に打ち出されました?　拉ら致ち問題に関しても??我が国の主権と国民の生命・安全に関わる重大な問題であり?国の責任において解決すべき喫緊の課題である?また?基本的人権の侵害という国際社会の普遍的問題である?と明記されたのも?安倍総理のリーダーシップの賜たま物ものだと思います?　中国に関しては??東シナ海?南シナ海等の海空域において?既存の国際法秩序とは相あい容いれない独自の主張に基づき?力による現状変更の試みとみられる対応を示している?とりわけ?我が国の尖閣諸島付近の領海侵入及び領空侵犯を始めとする我が国周辺海空域における活動を急速に拡大・活発化させるとともに?東シナ海において独自の?防空識別区?を設定し?公海上空の飛行の自由を妨げるような動きを見せている?と?最新情勢も反映された内容になっています?田母神　最大のポイントは?日米同盟の位置づけの変更です??国防の基本方針?では?国連中心主義が筆頭に掲げられ??米国との安全保障体制?は??将