ブックタイトル日本は「戦後」を脱却できるか 真の自主独立のために

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概要

日本は「戦後」を脱却できるか 真の自主独立のために

39 ? 対米自立へ向かう安倍政権強化する戦略的意義を有する?とNSSは断定しています?田母神 それは今回のNSSの国益観にも現われています?国益の定義について??我が国の国益とは?まず?我が国自身の主権・独立を維持し?領域を保全し?我が国国民の生命・身体・財産の安全を確保すること?とされており?これは当たり前のことで?ここまでなら誰も異論はないと思います? ところがそのあとに?アジア太平洋地域において?自由な交易と競争を通じて経済発展を実現する自由貿易体制を強化し?中略?普遍的な価値やルールに基づく国際秩序を維持・擁護することも?同様に我が国にとっての国益である?と書いてある?ここには明らかに市場原理主義とグローバリズムの影響が色濃く出ていて?とてもじゃないが国民的コンセンサスとは言えません?関 岡 自民党が民主党を破り?政権復帰を果たすことに成功した二〇一二年一二月の衆議院総選挙の政権公約?J ― ファイル2012?では?TPPに関して?国の主権を損そこなうようなISD条項は合意しない?と書いていることと矛盾します?ここでは詳述は避けますが?TPPは主権に抵触する危険な部分があることは自民党も認識していたはずです? せっかくの戦後初の国家安全保障戦略を制定しながら?後世に汚点を残すような蛇足を付け加えなければよかったのに?と残念に思います?