ブックタイトル日本は「戦後」を脱却できるか 真の自主独立のために

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概要

日本は「戦後」を脱却できるか 真の自主独立のために

40●――防衛大綱と「あるべき防衛力」関 岡 さて?それではNSSに基づいた安倍内閣の防衛政策を?新防衛大綱と中期防に沿って具体的に見ていきたいと思いますが?その前に?防衛大綱と中期防とはどういう文書なのか?一応?読者のためにご説明いただけますか?田母神 防衛大綱とは?防衛政策の重点項目を定めた従来からある基本文書で?だいたい一〇年から二〇年おきを目め処どに改定されてきました?中期防は大綱に沿って五年ごとに整備する装備品や部隊の内容を定めた調達計画です? 二〇一〇年に民主党の菅かん直なお人と内閣が?平22大綱?を策定してからまだ三年しか経過していませんが?その間に民主党から自民党へ政権交代があったわけですから?見直しするのは当然だと思います? 防衛大綱はそもそもどんないきさつで作られるようになったのかというと?最初に決めたのは三木内閣です?一九七六年に三木内閣が閣議決定した?昭52大綱?が最初の大綱です?関 岡 その中に?わが国の防衛力のあり方として??基盤的防衛力?という言葉が出てきますね?われわれ門外漢には聞き慣れない言葉ですが?解説を読むと?基盤的?というのは?わが国の安全保障上?必要最小限?の戦力という意味だそうですね? 私は最初??必要最大限0 0 0?の間違いじゃないかと目を疑ったんですが?なぜ?必要最小限?で構わないとされたんですか?