ブックタイトル進化できない中国人――経済は発展しても国民性は「道徳砂漠」

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概要

進化できない中国人――経済は発展しても国民性は「道徳砂漠」

47第一章 中国「偽進歩」の構造■メイド・イン・チャイナが知能を低下させている ところが、中国人自身の知能(IQ)を害する偽物食品や劣化製品が中国内部でも蔓まん延えんしている。『中國比小説更離奇(中国は小説より奇なり)』(二〇〇九年)の著者で香港生まれの文化評論家鍾しよう祖そ康こう氏は、二〇〇二年より中国製品の品質や安全問題に対して関心を寄せてきた。彼は中国当局の検査結果に基づいて「中国の劣化商品が、中国人の知能を劣化させる」とずばり指摘している。 彼の指摘によれば、玩具の七〇%もしくは一〇〇%(中にはオールカラーの児童書籍も含む)で、鉛、娃(クロム)、ベンゼンなどの含有量が基準指数を超えている。また、衣服や陶器、茶葉などにも五〇~七〇%の製品に、基準指数を超えた有毒素が大量に含まれているとされる。 鍾氏はこう述べている。「中国は自分が作ったきわめていい加減な商品に、驚くべき代価を払わざるをえなかった。二〇〇四年、安あん徽き省阜ふ陽よう市の『大頭嬰亜粉』(粉ミルクに含有した有毒成分により、嬰えい児じの頭が異常に大きくなること)事件は、数人の嬰児の命を奪った。そして、北京児童病院