ブックタイトル進化できない中国人――経済は発展しても国民性は「道徳砂漠」

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概要

進化できない中国人――経済は発展しても国民性は「道徳砂漠」

56こと)させ、穴があったら入りたい思いにさせるのである。■中国の問題は、つまるところ人間の進化の問題 少しでも片寄った民族主義者ではない中国人であれば、誰でも中国人の資質、民度の現在のレベルには「汗顔」「慙愧」するだろう。 私も現在こそ日本国籍を取得しているものの、第一の母国である中国の民度の低さには、きわめて憂慮させられる。中国の問題を考える際忘れてはいけないことは、実はそれらはすべて、中国人の人間としての民度の問題に直結していることだ。 告白するならば、私はかつて魯ろ迅じんが、『阿あQきゆう正せい伝でん』で中国人の国民性レベルの劣悪さを歯は痒がゆい思いで批判したのと同じ気持ちで、この本を書いているのだ。 魯迅や胡こ適てきのような先覚者の中国人批判は、いまだに効力を失っていない。 中国が崛起して、GDP大国になった今日、中国人の人間としての民度の問題は、なおさら重大な問題として今後わきあがってくるだろう。 二〇一一年二月二十七日、温おん家か宝ほう首相(当時)は、インターネット上でこのような言葉を発信している。