ブックタイトル帝国の逆襲――金とドル 最後の闘い

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概要

帝国の逆襲――金とドル 最後の闘い

36ーロッパは白人同盟として助け合う。そうなると米欧日の3つの先進地域では、日本が犠牲にさせられる。このことを私たちは肝に銘じておくべきだ。スペイン、イタリアが危機に陥おちいると、フランスに波及する。大国フランスも今は脆ぜい弱じやく国である。フランスの財政破綻、金融危機が起きないように、アメリカはドイツに圧力をかける。ドイツに資金を出させようとする。前回の2012年もそのようにした。それに対してイギリスは、初めから「俺は知らない。関わらない」という態度である。イギリス人はヨーロッパ大コンテイネント陸には関わらない、金カネはビタ一いち文もん出せない、というケチンボの態度だ。だからヨーロッパ諸国から総スカンを食っている。それでもイギリスの貧困層の増大ぶりも、ものすごい数値である。ヨーロッパはどこの国も、自分の国のボロが外に見えないように、必死でボロ隠しをして取り繕つくろっている。それでもヨーロッパ金融危機(ソブリン・クライシス)は起きる。アメリカの大銀行たちは、ポーランドやハンガリーなど旧東欧の銀行や不動産にも巨額の融資をしている。その間にドイツ銀行などの、ヨーロッパの大銀行を咬かませていることも多い。だから決して他ひ人と事ごとでは済まない。だからIアイMエムFエフを使ってヨーロッパの次の金融危機