ブックタイトル帝国の逆襲――金とドル 最後の闘い

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概要

帝国の逆襲――金とドル 最後の闘い

まえがき7ないから、本当のことを書くしかない。これまでの空虚な浮かれ騒ぎは、麻薬を吸っているような、気分、気持ちを高揚させるだけのものだ。長いデフレ不況から脱出できないものだから、「安倍さん。ウソでもいいから希望を与えてくれよ。ちょっとはいい思いをさせてくれよ」と、政府(の指導力)に縋すがりついているだけだ。どうせ政治は何もやってくれない。自分のことは自分でするしかないのだ。私はこのように真実だけを書いて、冷静に近きん未み来らい(1、2年後)の金融・経済予測をやってゆく。アメリカのオバマ大統領は、だからこのまま1年後の2014年11月を乗り切る。そして2015年の1月、2月から大きな危機が来る。そのあとは、もうオバマは自分の知ったことではない。2016年には次の大統領選挙が始まる。この本では、イエレン新FRB議長よりも、4年前の2009年4月に就任して、日本の金融と財政を上から動かし、実質的に命令を下してきた一人のアメリカ人女性官僚に光を当てる。米財務省キャリアの女性である。名をラエル・ブレイナードという。この女官僚は米財務次官をこの10月まで丸4年務めた。これからFRB副議長か理事になる。だからイエレンとこの女の激しい内部抗争が起きる。ブレイナードがこの4年間、日本の財務