長寿と長命は違う！
科学的理論に裏づけられた三石巌先生の健康法

食生活の面で参考になった。

化学専攻の私には栄養学を分子レベルで考えることはしっくりきて納得できることが多かったです。ただ、一般人に活性酸素でラジカルが最悪と言われても拒否反応があると思います。昔の本ですが、特に内容の改訂もされていないようですので、現在の栄養学にも合致していることを物理の先生だった方が書かれていることには驚きを隠せませんでした。個人的なことですが、現在毎日のビタミンCの摂取量を多めにして、自分の体で変化を臨床試験中です。

「分子栄養学」とやらに興味を持ち、三石巌先生のことを知りました。どうしてもっと若い頃に出会えなかったのか、残念でなりません。知識と教養溢れる文面に垣間見える、ユーモアセンスあふれる優しいお人柄。目の前で生きた先生の講義を、たった今拝聴している錯覚におちいりました。内容はスケールがでっかくて専門用語もバンバン出てきて哲学的に話は進む。「ああもうわけわからん」となった読者を見透かすようなP163はのくだり。にくいです先生、お見事です。私すっかりファンになってしまいました。今私が実戦している食事は三石先生の理論に近いものです。ほんの数か月前まで集中力がなく文字がかすみ本を読むことすら困難でした。それはまさに「栄養不足」が原因だったのだと、理解できました。難しい内容ですが、繰り返し丁寧に、時におもしろおかしく教えてくれます。自分の身体に照らし合わせながら読み進めていくと、より深く理解できます。私にとって、どんな本より引き込まれる一冊でした。

ボケや脳の老化をどの様にしたら防げるか？脳の健康法が丁寧に書かれています。ボケが心配の方にオススメです。

私自身、今年の１月の定期検診で、まさかの高血圧（１６０－１１０）に陥り、血糖値もかなり高くなりました。SEなどの業務による長年の体の酷使で、ボロボロになっていたことは自覚しておりましたが、もう、終わったかなと思いました。ただ、今までも、健康診断の結果については、注意はあっても、それだけでした。医者については、両親の病気の治療で、総じて信頼できない事情がありまして、今回はトレーニングと食事療法を自分で対策しました。結果として、血圧は１２５－８５に、血糖値も１１０程度に落とし、長年続けている献血も可能でした。先生の文章にある「脂肪肝は酒をやめなくても治る」については、実際その通りでした。３０代から４０代にかけて脂肪肝でしたが、トレーニングと食事で脂肪肝は治しました。最近、医者にかかっても、納得がいかない説明も多かったので、この本も参考にして改善していきたいと思います。

分子栄養学に興味を持ち購入しました。
コレステロール=全て悪ではない。カリウム(りんご)などをとっていれば塩分を気にしすぎる必要はない。
栄養はまんべんなくとるより、人によって絶対量が違うなど。
普通の栄養学では知ることができない知識が身につきます。メディアが流す、～は体に悪いから減らす等という体内や細胞の本当の仕組みを無視した文句だけに惑わされないように、読むと食生活の役に立つ内容だと思いました。