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森永卓郎流「生き抜く技術」31のラストメッセージ

命には限りがある!だからこそ1分、1秒もムダにするな!
著者、奇跡の書き下ろし!
亡くなるわずか3週間前まで
命を削りながら書き遺した
日本人のための究極の幸福論!

著者がこれまで20年間
教え子たちだけに伝えてきた
「幸福な人生を送るためのコツ」
を初めて明かす
モリタク流
お金論仕事論人生論
の集大成!

たっぷり
試し読みはこちら!
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1
誰だって幸福な人生を
送ることができる
Chapter1

Chapter1

お金に関するモリタク流「常識」と「非常識」

2
お金は、自分の
自由を
守るための
「武器」である
3
「投資は儲かる」
というのは
幻想にすぎない
4
「教養」のレベルが
上がれば上がるほど、
ムダな出費は自然と減る
5
ブランド信仰を
卒業し、
自分独自の
「目利き力」を鍛える
6
「ブルシット・ジョブ」
とは、 いますぐ縁を切る
7
「年金だけでは老後資金は
足りない」は、 人生を縛る
大きな勘違いである
8
できるだけ早いうちに、
「トカイナカ」暮らしを
考えてみる
9
自分が食べるものを
自分で
作ることこそ、
最高の贅沢である
Chapter2

Chapter2

仕事に関するモリタク流「常識」と「非常識」

10
ラクで、儲かって、
やりがいがある完璧な
仕事はないが、
好きに
なれる仕事は必ずある
11
一生使える
「本物の仕事力」は、
“地獄の底”まで働く
試練のなかでしか育たない
12
幸せな仕事人生を実現
できるか否かは、
報酬の
多少ではなく、やりがいの
有無がすべてである
13
顧客の心をつかむには、
何かを
あげるより
何かをもらうほうが、
圧倒的にうまくいく
14
会社の言うことは
コロコロ変わるからこそ、
辞めどきは冷静に考える
15
遊びを仕事にするのは
むずかしいが、
仕事を
遊びに変えるのは簡単だ
16
前に出たければ、
ぶっちぎりを目指せ
17
「親が死んでも
締め切り厳守」は、
どんな仕事にも共通する
“鉄のオキテ”である
18
見栄を張らずに等身大の
自分を見せれば、
緊張することなどない
19
計画通りに
成果を残すことより、
変化に対応できる
「いい加減さ」を磨こう
20
ときには私の
古い考えより、
自分の若いセンスを
信じたほうがいい
Chapter3

Chapter2

人生に関するモリタク流「常識」と「非常識」

21
死んだらすべて
なくなるのに、
いま幸福を
求めないでどうする?
22
ハーフスイングでは、
ホームランは
絶対に打てない
23
一度きりの人生なのだから、
「自分だけの足跡」を
くっきりと刻み込む
24
「運のいい、悪い」は
言葉遣いと
人付き合いで、
いくらでも変えられる
25
世の中ウソだらけ
だからこそ、
できる限り
その逆を行ってみる
26
「ダメ元」で
チャレンジする人に、
必ずチャンスが訪れる
27
戦ううえで、
「仲間」の存在は
弱点にしかならない
28
必ずしも助けて
くれた人に、
「借り」を
返す必要などない
29
「いつかこんなことが
できたらいいな」
レベルの
夢は、ほぼ実現しない
30
「前のめり」で
生き抜こう
31
人生で一番大事なのは、
「一生のパートナー」を
見つけること

追悼

追悼 森永卓郎先生

 本書は、森永卓郎先生が普段、大学の教え子たちに伝えているお金、仕事、人生に関するメッセージを、同じような世代の若い人たちに向けて伝えるというものです。
 ただ、そこに至るまでに、いくつものテーマが浮かんでは消えていきました(先生からのご提案のなかには、『有名人ダジャレグッズの図鑑』というものも!)。そして、やり取りを重ねお互いに納得し、先生から「これから執筆にとりかかります」というご連絡をいただいたのが2024年12月20日あたりのことです。

 原稿の締め切りは、それから2カ月後の2月下旬になりました。そして、年が明け、正月休みの最終日、まだお屠蘇気分が抜けない1月5日のこと。「あけましておめでとうございます」から始まるメールが届きました。てっきり新年のご挨拶かと思いきや、それに続いて「原稿完成しましたのでお送りします」との一文が!

 そう、先生はすでにステージⅣの原発不明ガンがかなり進行していたであろうに、なんと2週間で原稿を仕上げられたのです。しかも、その内容の面白さといったら。とても2週間で書き終えた原稿とは思えないクオリティでした。
 その面白さの一端は、「試し読み」等をお読みいただければ、きっとおわかりいただけるかと思います。それとともに、たとえば「『親が死んでも締め切り厳守』は、どんな仕事にも共通する“鉄のオキテ”である」(Message17)や、あるいは「8月の31日間、連続で完全徹夜を断行した。寝落ちはしたが、一度もベッドには行かなかった」(P96)といった部分を、ここに書いたエピソードを思い返していただきながらお読みいただくと、森永先生のまさに鬼気迫る仕事への姿勢が、より深く真に迫ってくるのではないでしょうか。

 実は先生は執筆開始メールで次のようなことも、書き記されていました。
 「1か月先の命が見えない状況なので途中で倒れたら、その時点でお送りしている全体像が最終稿という形で進めてください」
 危惧した状況にならず、無事書き終えられた31のメッセージをぜひともご味読ください。そして、その内容について、「ここはスゴイ!」「ここは面白い」「これってどうなの?」と考える、あるいは周りと話してみる。こうすることが森永先生に対する一番の供養になるのではないか。この原稿を最初に読んだ身として、心からそう信じてやみません。
 改めて森永卓郎先生、本当にありがとうございました。ここに謹んで心よりご冥福をお祈りいたします。

書籍出版部

Profile

森永卓郎Morinaga Takuro

1957年東京都生まれ。経済アナリスト、獨協大学経済学部教授。1980年、東京大学経済学部を卒業後、日本専売公社、経済企画庁、UFJ総合研究所などを経て現職。専門は労働経済学と計量経済学。執筆、テレビ、ラジオ、講演などを通じて、経済学をわかりやすく解説。2003年発表の『年収300万円時代を生き抜く経済学』(光文社)で、“格差社会”の現実をいち早く分析し、「年収300万円」は流行語大賞のトップ10に選ばれる。2023年12月にステージⅣのガン公表後も精力的に執筆活動を展開。『ザイム真理教』『書いてはいけない』(ともに三五館シンシャ)など、多くのベストセラーを遺す。2025年1月28日死去。

book

森永卓郎流
「生き抜く技術」
31のラストメッセージ

森永卓郎

四六判ソフト 定価1870円 978-4-396-61835-3