2010-10-18 多川 至さん 東京都 『資本論』の前提は、資本主義経済体制である。一見自明のその前提は、資本主義経済が続く限り、『資本論』は不朽、という決定的な意味である。したがって、ソ連の崩壊は、マイナスどころか、レーニンやスターリンによる『資本論』の独占から解放されたというプラスと考えて良い。
『資本論』の価値は、なんと言っても用語にある。ただし、マルクス語とでも言うべきで、誠になじみにくい。外国語の学習は何から始めるか。言葉に慣れることから始めるはずだ。言葉の意味より言葉になれること。 『超訳』は、まさにそのトレーニングに最適である。マルクスあるいはマルクス経済学入門でもない、単純な超訳、の意義は誠に大きい。
何でも良いから、まず、一つのマルクス語を覚えることから始めればよい。その程度でも、『資本論』は十分役に立つ。不朽の古典とは、そういう器なのだと思う。
|  |
|