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 | 文芸書(文庫を除く) ほかならぬ人へ 著者名:白石一文 | 
 | 2010-11-09 しろくまさん 埼玉県 明生の人生は生きにくそうなことが冒頭から明らかだった。アンバランスで居心地が悪そうで。誰もがうらやむ名家の出身で家族なりの愛し方で愛されてるのに孤独な明夫。つらつらとした告白に、嫌いになるかと思いきや、好きでもないタイプの明夫に肩入れして全力で応援してしまった。作者の意図にまんまとはまってしまったようで悔しい。「人生でベストの相手が見つかったとき、明らかな証拠がある。死ぬ前最後の一日でもいいから、そういうベストを見つけられたら成功なんだよ。言ってみれば宝探しとおんなじなんだ。」明夫のベストの相手東海さんの証拠はきっとあのいい匂いだったんだと思う。私には、うちの主人もいい匂いがするからおんなじ証拠だ。願わくはなずなと真ちゃんにもう証拠が見つかっていて欲しい。次兄と渚にも早く証拠が見つかればよかったのに。
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