2010-11-22 tammyさん 東京都 三浦さんの作品は、基本的に性善説に基づいているような感じがする。この作品も小暮荘をとりまく人達がそれぞれに抱えている問題を意識しながら、いつのまにか係わっていく。一般的にはドロップアウトしているように見える人たちも、それぞれが本質的には純粋で上手く社会に対応していけないだけなのだとわかる。一生懸命やっている人が重く描かれているのではなく、どこか滑稽で憎めない。良い人なのだ。いつも作品を読んでむふっと笑ってしまうような、後味のよい作品である。ここに出てくる人達は迷いながらも、何処か一本筋が通っていて潔い。
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