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なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか
著者名:若宮 健

2010-12-12 のりちゃんさん 大阪府
新聞で、「なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか」の発売を知り、本の内容を知りたくて購入した。パチンコは間違いなく依存性が有ると言える。射幸心をあおるそのゲーム性は、現在風に言えば自己責任と言われるのだろう。何度か韓国に旅行に行ったが、韓国にはパチンコ屋が無いなと思っていた。旅行者が気が付くような形態ではなかったことが本を読んで理解できた。自身、3年前にやめるまで、振り返れば依存症の入り口に居たように思う。同時に多くの人が今もその事に気が付いていない。ちょっと座るだけで何万円も消えて行く状況は、賭博以外のなにものでもなく、庶民の生活を歪めているいることは間違いない。書かれている通り政治の問題として考えなければならないと思う。パチンコで費やされている人的資源やお金を別のことに回せば、よりベターな社会が生まれるとの提言もその通り。ぜひ、一部の人が豊かな生活をおくるために、大多数の不幸を生み出すパチンコは日本でも全廃しなければならないと言える。自己責任と思う錯覚から抜け出すためにも政治の手腕が問われている。

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