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新書
尖閣戦争
著者名:西尾幹ニ/青木直人

2010-12-29 鈴村 侑子さん 兵庫県
尖閣諸島の問題は、異常な国中国のせいで起こっている問題だと思っていました。しかしこの本を読み、思いもよらなかった裏でのアメリカと中国の相互依存があることを知りました。中国の異常性はメディアでも報道されており、ある程度の嫌悪感を日本人がもっています。しかしアメリカに対しては何の危機感ももっておらず、とにかくアメリカや英語に対して憧れの感情すらあります。この本にある、アメリカの中国を利用した、むしろ中国に依存しなければならない状況を知るとアメリカに恐怖を感じます。また、このことすべてを理解しているはずの日本の国会議員の対応が弱弱しいことに新たな疑問を感じさせてくれる一冊でした。

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