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 | 一般書籍(小説を除く) 失われたミカドの秘紋 著者名:加治将一 | 
 | 2011-02-02 櫻木祐宏さん 長崎県 加治先生のご本はいつも楽しみに拝読しています。特に舞い降りた天皇は良かったです。カーツ大佐が古代日本のあちこちで豪族になったというご指摘は全く同感です。また秦帝国からの脱出者が古代日本に根を張ったというのも同感です。わたしの故郷は大分県の国東半島ですのでユダヤの痕跡という点でも身をもって同調します。そういう意味で今回の失われたミカドの秘紋も鋭いご指摘で敬服いたしました。ただ後半の神武統制から天武天皇に関する章のところが前半に比べて力不足で流した感じがしました。天武が日本書紀を一から十まで仕切ったというのもちょっと説得力に欠けると思います。天武没後34年も経った720年に書記は成立しているのだから天武以外の勢力で寧ろ天智系の勢力が仕切ったと喝破して欲しいものです。また蘇我氏が百済勢力というのもちょっと無理なのではないでしょうか?? 加治先生も関裕二さんと同様に歴史オタクには支持されても権威ある方々からはトンデモ本を書く作家として余り大切にされてないと聞きますが、わたしは寧ろ歴史学者ではないだけに真実を当てている点が多いと思っています。関さんは壱与のことを台与(トヨ)と呼んで神功皇后に比定し、古代の倭国住民が列島の東から西へ移動したと盛んに主張されています。この東から西への移動には賛同しかねますが、天武が加治先生の言うような怪物Xではなさそうな点は関さんの言う通りだと思います。加治先生は関さんの著書は読まないみたいですが流し読みでもされたらいかがかな、と思います。天武の前後の推理がもう少し整然とすると思います。加治先生の天武に対する誤解が修正されると、元々お持ちのスケール感がダントツだけに素晴らしいストーリーが出来ると思います。次回の作品を楽しみにしています。早く読みたいです。是非ともまつろわないで益々のご活躍をお祈りしています。
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